みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

マルコの福音書

死にて葬られ

マルコの福音書 15章33−47節 聖金曜日の昨日はスーパーもお休み。川沿いの道に、たくさんの人の歩く姿が見られます。その中に私たちもいました。 1月から読み進めてきたマルコの福音書、教会暦に合わせて今年のイースターが最終章を読むように組まれ…

十字架への道

マルコの福音書 15章16−32節 歯痛があるので歯医者さんに受診。とりあえず痛み止めを処方していただきました。待合室で旅の月刊誌をめくっていましたら、当地の特集も。同じ州にこんな素敵な場所があるのかと、気づかされました。訪ねてみようと思いま…

ユダヤ人の王

マルコの福音書 15章1−15節 日本で大変お世話になった方と、久しぶりにオンラインでお話ができました。当地を訪ねられるとのこと。この夏の楽しみが増えました。 ユダヤ人の裁判によって「死に値する」と断じられたイエスは、ローマ総督ピラトのところ…

一人だけ

マルコの福音書 14章53−72節 火曜日朝、オンラインでのデボーションに入れていただきました。イギリス、ドイツ、そしてチェコに住む人々が、「みことばの光」を片手に、週に一度一緒に聖書を読み、分かち合い、そして祈り合っています。私たちは月一度…

近づく者、逃げる者

マルコの福音書 14章43−52節 日曜日とは打って変わって、昨日は空の美しい一日でした。でも、空気の冷たさはなお残っています。 イエス逮捕の場面です。 43節の「十二人の一人のユダ」ということばが目に留まります。「十二人」とはイエスの十二弟子…

霊は燃えていても

マルコの福音書 14章26−42節 しゅろの日曜日の夜、急きょピアノコンサートに行くことになりました。演奏者の魔法のような指の動きを想像しながら、良い2時間を過ごしました。大きなホールに響き渡る1台のピアノとはすごいものです。ちなみにそのピア…

だれが大事か

マルコの福音書 14章1−11節 4月を迎えました。この日は私たちにとって特別な日。エイプリルフールということではなくて、結婚記念日です。満45年一緒に、いやもうお一人のお方と一緒に歩いて来ることができました。 イエスを巡っていろいろな動きが…

眠り込むということ

マルコの福音書 13章28−37節 きょうは日本での年度末にあたります。当地ではもうすぐイースター休み。学校は3週間の長さで休みます。ですから、この時期に日本への「一時帰国」をする方も少なくありません。日本入国のため必要な手続きのお手伝いをし…

どこに向かっているか

マルコの福音書 13章14−27節 トイレットペーパーのストックが無くなったので近くのスーパーに。ペーパをぶら下げての帰り道、無くなったのですぐに買える環境にいることがありがたいという思いが湧いて来ました。 この箇所は、「荒らす忌まわしいもの…

イエスの名のために

マルコの福音書 13章1−13節 日曜日から夏時間になり、日本との時差が1時間短くなりました。いつもの目覚めの時間が一週間前には5時ですので、何となくもう少し眠っていたい気分を引きずっています。でも、夕方は明るくなりました。 弟子の一人が驚嘆…

見かけと実際

マルコの福音書 12章38−44節 月曜日に私たちが「トルコ屋さん」と呼んでいるスーパーで、「バクラヴァ」を見つけました。何層もの生地の間にクルミやピスタチオなどが挟まれていて、焼き上がったら濃いシロップたっぷりとかけてあるお菓子で、いかにも…

愛しなさい

マルコの福音書 12章28−37節 日曜日、礼拝のためにお借りしているホールが二つに仕切られて、選挙の投票所になっていました。日本ですと公民館や学校が投票所になることが多いのですが、ここでは教会です。投票に来た方が「ここで何をしているの?」と…

だれを恐れているのか

マルコの福音書 12章1−12節 ここでイエスは、「分かりません」と答えた人々にたとえで話しておられます。それが彼らには大変に厳しいことばだったことは、イエスのたとえが自分たちを指して語っていると知った彼らが、イエスを捕らえようと思ったという…

分かりません

マルコの福音書 11章27−33節 美味しそうなマフィンが並んでいたので、一個買う予定が二個になりました。まだ食べてはいないのですが、楽しみです。 11章27節から12章27節までの主題は、「論争」でしょうか。当時の社会の指導者たちが次々とイ…

信じること、祈ることこそ

マルコの福音書 11章12−25節 火曜日の夜、チェロのデュオを聴きました。お二人ともティーンズ。コロナ禍でのコンクールの時、ちょっとだけお手伝いしたことがありましたが、久しぶりの演奏を聴いて感動しました。 エルサレム入城の翌日、イエスと弟子…

……のとおりに

マルコの福音書 11章1−11節 野球の世界大会、準決勝のニュースを見て、「事実は小説よりも奇なり」ということばが浮かびました。 ここは、イエスがエルサレムに入城する場面です。 読むたびに考えるのは、イエスから子ろばを引いて来るようにという弟子…

ついて行った

マルコの福音書 10章46−52節 金・土・日と自動車でおよそ900キロ近くを移動しましたので、さすがに昨日はぐったり。しかし、少し歩いたほうが身体にも心にも良さそうということで、買い物を兼ねて歩きました。思ったとおりでした。 ここは私の大好…

どの方向を……

マルコの福音書 10章32−45節 日曜日はケルンにある日本語教会で礼拝しました。そこに、同郷の方が初めて出席しておられました。二週間前にある夢を実現するために当地に来て、まずは語学学校でドイツ語を学ぶとのこと。一方で、この日の礼拝が最後で明…

神のことばをどう読むか

マルコの福音書 10章1−16節 滞在ヴィザを更新することになり、昨日役所に行きました。4年間の延長が認められました。いつも、ヴィザ更新では緊張するのですが、すべてがスムーズに進んだので、帰宅してどっと疲れが出ました。土曜日は、フランスのスト…

影響し合う

マルコの福音書 9章38−50節 当地の春の到来はゆっくりですが、それでも気がつくと薄桃色の花が満開の樹と巡り合うこともあります。道行く人の上着が少し薄めになったようにも感じます。 この段落をあえて一つのことばで表そうとしたら「影響力」でしょ…

理解できない

マルコの福音書 9章30−37節 水曜日の朝は雪景色。でも、間もなく陽が射すと雪も解け、寒さの中にも春の明るさを感じる一日を過ごすことができました。なかなか気温が上がらないこの時期、身体の具合を崩している方々もおられます。ヴィザ更新のために、証明…

不信仰

マルコの福音書 9章14−29節 火曜日の朝は日本との間でミーティング。聖書の新しい翻訳に添った本を発行するための打ち合わせです。聖書のことばをテーマで集めて日ごとに読むようになっています。編集聖書を読み続けるので、とても良い時間になっていま…

目で見て、耳で聞いたこと

マルコの福音書 9章2−13節 見たこと聞いたことを忘れないために、メモを取るようにしてからしばらく経ちます。自動車の「走行記録簿記入係}を妻がしているのですが、時々、キロ数が合わずに、先週どこに行ったのかと尋ねられることがあるのですが、私も…

ただ一つの道

マルコの福音書 8章27節ー9章1節 ほぼ一か月早い「イースター子ども集会」をしました。たくさんの子どもたちといっしょに過ごした2時間は、あっという間。いろいろな楽しみかたがあるのだと、発見する時にもなりました。参加したお友だちが一つ一つの…

「待ってました!」と言えない私

マルコの福音書 8章1−13節 風が強く、時折雨も降る金曜日でしたので、外出を控えました。予報によるもう少しはすっきりしない天候が続くようです。 「みことばの光」はマルコの福音書に戻って来ました。これから、イースターに向けてイエスの十字架への…

小犬でも

マルコの福音書 7章24−37節 土曜日はフランスのストラスブールを日帰りしました。いつもよりも少し早めに家を出て、大聖堂を訪ね、ゆっくりと街歩きもしました。美味しいマドレーヌも食べることも…。 聖書を読み始めると、いろいろと聞いてみたくなるこ…

イエスは見た

マルコの福音書 6章45−56節 神学校のオンライン受験の、「試験監督その2」をさせていただきました。今回は母校。予め送られた試験問題を見て、全くできなかった昔を思い出しました。よく入学を許されたものです。 ガリラヤ湖は、弟子たちの訓練の場所の一…

どんなときにも

マルコの福音書 6章30−44節 訪問の帰り道、友人夫妻のお寿司屋さんに寄りました。夕方のオープン時間を30分ほど勘違いしていたので、かえって街歩きができました。落ち着いた素敵なところでした。 マルコは、イエスによって遣わされた十二弟子を「使…

弱い王

マルコの福音書 6章14−29節 水曜日の日の出の景色です。この日は比較的太陽が顔をのぞかせてくれました。 聖書には「ヘロデ」という名前で複数の人物が登場します。バプテスマのヨハネを投獄したのは、ヘロデ・アンティパスです。彼はヘロデ大王の子ど…

働きの広がり

マルコの福音書 6章1−13節 2月を迎えました。昨日朝の写真です。一日中青空か?! と期待しましたが、見事に外れ。間もなくどんよりとした冬空に戻ってしまいました。でも、少しずつ昼が長くなっています。春を見つける2月ですね。 イエスは「預言者が…