みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

使徒の働き

イスラエルの望み

使徒の働き 28章17−31節 きょうで使徒の働きを読み終えます。いつものことですが、ボリュームのある聖書を読み終える頃には、名残惜しい気持ちになります。「みことばの光」では5年に一度、使徒の働きを読むのですが、今回はどのような発見があったでしょ…

勇気づけられた

使徒の働き 28章1−16節 昨日の祈祷会では、「みことばの光」のその日の箇所を読み、参加者で分かち合いをしていますが、困難な航海の中で、パウロと同船者たちが次第に絆が深められていったことを皆で確認できました。とても良い時間を共有できました。…

もう一人の乗船者

使徒の働き 27章27−44節 この箇所には、パウロのローマ行きを阻もうとする出来事が次々と襲います。漂流する船が陸地に近づいているのを知った水夫は夜陰に紛れて小舟で逃走しようと図りました。この時パウロは、百人隊長や兵士たちに水夫たちとどめて…

私は神を信じています

使徒の働き 27章13−26節 出かけようとすると黒雲が空を覆って激しい雨。15分ほどで止みますが、また、出かけようとすると雨が…という繰り返しの月曜日でした。 クレタ島の「良い港」に難を避けることができたパウロたち一行は、「今だ!」とばかり、…

却下された助言

使徒の働き 27章1−12節 日曜日の礼拝開始前に雷雨が…。その後も断続的に激しい雨が降ったために、いつもの通り道の脇を流れる川が氾濫。一方通行で帰りの道が塞がれてしまいました。いつもですと、「春の小川は…」と口ずさむほどののどかな清流なのです…

望みを抱いて…

使徒の働き 26章1−18節 「自分のことを話してよろしい」とのアグリッパのことばを受けて、パウロは自分の身に何が起こったのかを話し始めました。 使徒の働きにはパウロの回心について、三度の記述があります。一度目は9章にあり、ダマスコに向かう途…

死んだが生きている

使徒の働き 25章13−27節 訪れている町には、いくつかの徒歩の周遊コースが紹介されています。木曜日はその内の一つのコースをおよそ17キロ歩きました。ぶどう畑(時々「ワイン畑」と呼んでしまいます)を通り抜け、隣町を訪ね、森の中から再び「ぶど…

ホーム、アウェイ

使徒の働き 25章1−12節 住まいから車で2時間弱の小さな町で短い夏休みを取っています。そこは掘に囲まれた中世の町。30分も歩けば一周できてしまいます。 パウロがカイサリアに留め置かれて二年が経ちました。この間ローマ総督はフェリクスからフェ…

2年間の足止め

使徒の働き 24章10−27節 ウォーキングコース沿いの栗の木が実をたわわにつけています。しばらくするといがが割れて、実が顔をのぞかせることでしょう。とても小さくて皮をむくのが大変なのですが、素朴な味がします。 この箇所の初めでは、弁護士テル…

ことば巧みな訴え

使徒の働き 24章1−9節 月曜日、中心街の教会でのオルガンコンサートに行きました。まだ人数制限があり、着席するのも決められた場所に限られています。けれども、着席するとマスクを外しても良いとのことでした。30分はあっという間です。 パウロがカ…

初めの一歩

使徒の働き 23章23−35節 昨年6月第三日曜日以降、基本的には礼拝堂で、そしてインターネットでとハイブリッドの礼拝を行ってきましたが、礼拝堂では讃美歌や聖歌を声を出して歌うことができませんでした。「心の中で主を賛美しましょう」という司会者…

勇気を出しなさい

使徒の働き 23章1−11節 ここ数年増えてきたのが電動スクーター。もともと自転車が多く、自転車のための道も整備されている町ですが、自転車とは違った接近音でうしろから追い越していくのがこれです。追い越される側としては、自転車のほうがよいのに……

福音のために用いる

使徒の働き 22章17−30節 当地は涼しい夏ですが、水曜日と木曜日は比較的気温が高かったです。日本では梅雨末期を思わせるような激しい雨での被害が懸念されています。 エルサレムの民衆へのパウロの話が続きます。17−21節は、9章26−30節にあ…

すべての人に対して…証人に

使徒の働き 22章1−16節 「みことばの光」に掲載したエレミヤ書を一冊にして出版する作業が大詰めに。表紙もでき、最後の校正をしています。発行しましたら案内いたします。 使徒の働き22章以降では、パウロがさまざまな人に話をする場面があります。…

神の導き

使徒の働き 21章27−40節 久しぶりにオフィス用品店に行き、印刷用紙を5包(2500枚)購入しました。昨年来、紙を使うことが激減。それはそれで良いのかもしれませんね。 ここには、エルサレムでパウロを巡っての大きな騒動が起こったことが書いて…

ユダヤ人にはユダヤ人のように

使徒の働き 21章17−26節 斜向かいにお住まいの方と久しぶりに遭遇。互いに、元気にしていると声をかけ合いました。安否確認ですね。お元気そうでよかったです。 ここでは、エルサレム教会の指導者たちとパウロとのやりとりが記録されています。初めは…

主イエスのためなら

使徒の働き21章1−16節 7日(土)は日本の暦では立秋。秋の始まり。それなのに、この記事をシェアする時に、「暑中お見舞い申し上げます」と書いてしまいました。「残暑お見舞い…」なのですね。 伝道旅行でのパウロたちの旅程はどのようにして決めた、…

走るべき道のり

使徒の働き 20章13−24節 パン屋さんの店先で見つけたのがNussecken(ヌスエッケン)。「ナッツ角」とでも訳すのでしょうか。三角の形をしたナッツがたくさん入ったお菓子です。早速購入してコーヒーとともにいただきました! トロアスからアソスまでは…

夜中まで、明け方まで

使徒の働き 20章1―12節 いつものスーパーの肉売り場でハムを購入。ちゃんと指定量を切ってくれます。すると、「試してみる?」と別のハムを切ってプレゼント。マスクを外して食べると、スモークがかかってとても美味しい! 次回はこれを買うことにしま…

偉大なのは…

使徒の働き 19章23−40節 8月に入り、少しずつ暗くなる時間が早まっています。夏至の頃には10時過ぎでも明るかったのですが、今ごろは9時半には夜が訪れます。このまま冬至に向けて一気に夜が長くなるのです。 この箇所にはエペソでの騒動が書かれ…

イエスの名があがめられるために

使徒の働き 19章11−22節 酷暑の日本でオリンピックをするのは、コロナ禍以前から反対の立場。ましてやこの時期に…との思いを強く持ち続けています。一方でアスリートたちの活躍を見ると、スポーツの持つ力のようなものをおぼえます。「金メダルを取っ…

補う人

使徒の働き 19章1−10節 月曜日の最高気温は22度。これから先の10日間も、最高気温が25度程度と予報されています。まだ8月が始まったばかりですが、この夏はこんな陽気で終わるのだろうか、それはそれで寂しいことだと贅沢を言っています。 パウロ…

神のみこころなら

使徒の働き 18章18―28節 四日間の集まりも無事に終了。昨日から会場のある国に対して、私たちが住んでいる国の感染症の規制が厳しくなり、そのために私たちは土曜日に抗原検査を受け、陰性の証明を携えて国境を越えましたが、国境管理の人もおらずに何…

いずれまた…

使徒の働き 17章16−34節 感染者が出ないようにとの主催者側の周到な準備と対応のなかで、集まりは二日目を終わろうとしています。驚いたのは食事の美味しさ。ドイツ国境の町なのでどこか似たような料理なのですが、やはり一味違います。おしゃれな感じ…

押し出されるように

使徒の働き 17章1−15節 ライン川を越えてフランスに入ると、道路標識も少し違いますし建物の雰囲気も変わります。わずか数キロのことなのにこんなにも違うのかと、改めて思いました。ということで、今はフランス北東部のストラスブールという町にいます…

賛美の力

使徒の働き 16章25−40節 木曜日から日曜日まで、ライン川を挟んでドイツと接するフランスのストラスブールに滞在します。何もない時ですと、国境管理などなしに自由に行き来できるのですが、今は手続きが必要です。そのために水曜日に抗原検査を受け、…

人を分ける福音

使徒の働き 16章11−24節 感染者数急増の東京ではオリンピックが行われています。ドイツのニュースでは、ドイツの馬場馬術チームが14回目の金メダルを獲得したと報じていました。当たり前のことですが、自国の活躍に焦点が当てられるのですね。馬も輸…

計画どおりでなく…

使徒の働き 16章1−10節 日本は夏の盛り、連日30度越えと報じられています。この夏の当地は、今のところ暑さもそれほどでもなく、今週の予報では最高気温が25度前後です。 シラスを同伴者としたパウロの二度目の伝道旅行が始まります。当初の彼らの…

引き受ける人

使徒の働き 15章30−41節 礼拝後,帰宅してふと,教会の鍵をかけたかな…? と不安になりました。玄関前で立ち話をしていたのですが,鍵をかけた覚えがありません。教会に引き返してみると,やはりかけていませんでした。鍵をかけ,開かないことを確認し…

それを行う主のことば

使徒の働き 15章12−21節 ヨーロッパの日本語教会、集会が年に一度一つ所に集うイベントが来週あります。開催に向けて準備を続けている方々、ありがとうございます。祈っています。 異邦人クリスチャンに割礼を受けさせるべきか否かを協議するために開…