みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

呼びかけ合える

詩篇 66篇

 「冷蔵庫の中にいるような寒さ」というような、気温の低い日が続きます。しかし、冬至からほぼ10日、少しずつ昼が長くなっているのが嬉しいです。今年も残り2日です。

 詩篇66篇を読んで気づくのは、呼びかけのことば。

 1節に「全地よ 神に向かって喜び叫べ」とあり、5節には「さあ 神のみわざを見よ」とあります。さらに6節には「さあ 私たちは神にあって喜ぼう」、8節に「国々の民よ 私たちの神をほめたたえよ」と続きます。さらに16節に「さあ聞け すべて神を恐れる者たちよ 」とあります。

 呼びかけるというのは、自分以外のだれかがいるということです。昨日は今年最後の日曜日の礼拝でした。しばらくぶりにお二人の方が礼拝に参加されました。お祈りしていましたのでこんな喜びはありません。「さあ…!」と互いに呼びかけ合う人がいるということが、どんなに嬉しいかと思いました。

 次に呼びかけの内容です。そのすべてに共通なのは、呼びかける側も呼びかけられる側も神を恐れているということです。神がなさったことを喜び合える、神のことばをいっしょに聞くことのできる、神がなさったことをいっしょに見ることができる、そして神をいっしょに賛美し礼拝することができるのとは、なんと素晴らしい環境だろうかと思いました。

 20節に目が留まります。「御恵みを私から取り去られなかった」という告白は、この一年の私の頼りない歩みを愛と忍耐をもって支えてくださる神のみわざを一言で表しています。