詩篇 71篇

昨日は、今年最後の日曜日礼拝でした。車を停めた場所の脇に、何と馬たちが…。寒空の中牧草を食んでいました。ああ、やっぱりここは田舎なのだと実感。地下鉄で超高層ビルが建ち並ぶ中心地から20分ちょっとで、こんなところに行けるとは、何と良い所だろうと思ったことです。
本篇は、年老いた者の決意表明のようです。神への願いを真っ直ぐに述べているとともに、「私は…です」とも繰り返します。特に、「年老いたときも」「私の力が衰え果てても」「年老いて 白髪頭になったとしても」などのことばから、作者は歳を重ねて力が弱くなる中にいたことがわかります。
すると、彼を快く思わない者たちが「神は彼らを見捨てた」と言い、捕えようとします。力が弱くなる中での危機。ですから彼は「わが神よ、急いで私を助けてください」と危急の願いを神にささげるのです。
教えられるのは、もう私は歳を取ったから何もできないとは言っていないことです。「私はあなたの力とともに行きます」と決意を明らかにしています。人の力に衰えが見えてきても、神の力が伴うのです。これほど力強いことはありません。
ですから彼は、神の力とともに行くという事実を確認して、そのことを誰かに伝えたくて仕方がありません。そのように歳を重ねて行きたいと思います。