みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

何に頼るか

士師記 9章41−57節

 旅先からの帰り道、インターチェンジ2キロ前で大型トラック同士の事故のために通行止めに。あと30分足らずで帰宅できるのに、高速道路上に5時間とどまっていました。救急隊員が停止中の車に水を配ってくださったり、どなたかがソーセージを分けてくださったり、道路上でサッカーをしたりと不思議な連帯感のようなものが…。私たちも高速道路でウォーキングしました。夕方4時半帰宅予定が10時過ぎでいましたが、得難い体験でした。そのために昨日はブログの更新が遅くなりました。予定どおりには行かないものですね。

 ここにはシェケムに報復をするアビメレクの姿と、一人の女が投げつけたひき臼によって殺されてしまったアビメレクの姿が描かれています。

 怒り狂うアビメレクを恐れてシェケムの人々は逃れ場に隠れます。しかし発見されたアビメレクによって殺されてしまうのです。人々が逃れたのはエル・ベリテの神殿の地下室。ここならば安全だと考えたのでしょう。しかし、そうではありませんでした。

 ここを読んで「いと高き方の隠れ場に住む者   その人は 全能者の陰に宿る」という詩篇91篇1節のことばをおぼえました。

 アビメレクは自分の力に頼んでテベツを攻めますが、思わぬ最期を迎えます。勇士であることを誇りとしている自分がこのような終わり方をするべきではないと、道具持ちに自分を刺すように命じるのです。ここからも、己の力に頼る者のもろさのようなものを覚えます。人生、予定どおりには行きません。