詩篇 89篇1−18節

日曜日の夜、同労の方からお電話。いつもとは違うアドヴェント、クリスマスの様子を互いに報告し合っているうちに、あっという間に1時間が経ってしまいました。こんな時、大切です。
この詩篇の前半には、いわゆる修辞疑問文がちりばめられています。それは、「だれが主と並び得ましょう」、「だれが主に似ているでしょう」、「だれがあなたのように力があるでしょう」です。答えはもちろん「だれも…ない」です。6節には「雲の上では」とあります。私たちには知る術のないところで、私たちの主はだれとも比べることもできない唯一のお方、まさに神なのだと歌っています。
もう1点、この詩篇には「恵み」「まこと」ということばも並びます。「恵み」と訳されていることばは、他の箇所では「真実の愛」と訳されます。そして、これは契約に関係のあることばです。神とイスラエルの民とは契約を結びました。民は神との契約を守ることができませんでしたが、神は契約に誠実であり続けられました。「恵み」とは神のこのお姿を現わしています。
14節では「恵みとまことが御前に進みます」とあります。ヨハネの福音書1章14節の「この方は恵みとまことに満ちておられた」との救い主イエスを証しすることばを思います。飼葉おけの赤ちゃんは、私たちのの世界においでになった「恵みとまこと」。