列王記第二 11章

「ヨアシュは七歳で王となった。」 11章21節
自宅から30分も走らないで、城郭の残る町へ。高級住宅地とのことですが、なるほど…と思わせるお店も散在しました。山上の城跡まで歩きましたが、眺望は抜群。およそ5時間の小旅行です。
神が選ばれたエフーによって北王国イスラエルのアハブ家の者たちも、バアルの信奉者たちも一掃されたのですが、イゼベルによって持ち込まれた悪は、政略結婚によって南王国ユダに深刻な影響を与えていました。
アタルヤは、北王国のアハブ王の父オムリの孫娘。8章25節以降には彼女がユダの王アハズヤと結婚したとあります。その結果、アハズヤ王は「アハブの家の道に歩み、アハブの家に倣って主の目の前に悪であることを行った。彼自身、アハブ家の婿だった」となります。
しかし、アハズヤもエフーに殺されてしまいます。その時アタルヤは、すぐに王の一族全員を滅ぼすのです。このようなことは歴史の中でよくあること。けれども、ダビデ王家にただ一人残った赤ちゃんがひそかに隠されたのです。隠したのはなんと、アタルヤの夫ヨラムの娘、つまりアタルヤの義子にあたるエホシェバ。
神はエホシェバと夫である祭司エホヤダを用いて、ご自分の約束を守られたのです。隠されたヨアシュは、ダビデ王家のともしびでした。「主はそのしもべダビデに免じて、ユダを滅ぼすことを望まれなかった。主はダビデとその子孫に常にともしびを与えると彼に約束されたからである、」8章19節
折々の判断、行動が神のわざにつながるのです。
*エホシェバの家族関係について、最初の文書に誤りがありましたので訂正しました。また、本日の「みことばの光」21ページ1行目を次のように訂正いたします。
(誤)アタルヤの異母姉妹エホシェバは
(正)ヨラム王の娘、すなわちアハズヤの異母妹エホシェバは、