みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

しかし、私たちは

ミカ書 4章

 土曜日、愛車キューブがついに走行距離15万キロ達成。よく走ってくれました。そんな話をある方にしたら、同じ車を30万キロ乗った人がいると…。上には上があるものです。

 ミカ書4章1−5節は、一部を除くとイザヤ書2章2−5節と同じことばです。ミカとイザヤとは同じ時代に働いた預言者ですが、さて、どちらが先なのだろうかとの見解が分かれているようです。伝統的なのは、イザヤがミカの預言を用いたという観方だそうです。別の人はミカがイザヤを、さらに別の人は別のことばをイザヤもミカも用いたと考えます。

 4章前半に描かれているのは終わりの日のシオンの高揚。シオンが高くそびえ立ち、国々が上って来て、主がここで語られることばによって歩むという景色です。主が王として国々を正しくさばくので、人々はもう殺戮のための武具を用いないで、農具として耕作の道具へと変えられていくというのです。

 心にとどめたのは、5節の「しかし、私たちは、世々限りなく、私たちの神、主の御名によって歩もう」とのことばです。飲み込まれることなく、引きずられることなく、神から出ることばに教えられて歩むことの大事さを、このことばは伝えています。覚えたいみことばの一つです。